シャープネスの掛け方とノイズ低減ですが、どの程度行うか?
これは永遠の課題に近いです(^^;
なぜかといえば、写真によって、撮影意図によって変わるから。
同じシチュエーションで撮影しても、人によって変わると思います。
あたしの場合、
- 風景写真:カリッと仕上げてノイズレス
- コスプレ:カリッと仕上げて雰囲気に合わせてノイズ感を入れる
- ポトレ:柔らかめでノイズレス
のような感じで使い分けています。
RawTherapeeのシャープ化とノイズ低減でできることは、
- シャープ化
- エッジ
- マイクロコントラスト
- インパルスノイズ低減
- ノイズ低減
- フリンジ低減
- ディテールレベルのコントラスト
があります。
この中から、
- シャープ化
- ノイズ低減
この2項目を使用しています。
シャープ化
シャープネスの設定ができます。
半径、閾値などがありますが、適用量だけの調整でほぼOKかと思います。
シャープにするのであれば500くらい。
ポートレートなどであれば100〜150くらいがいいと思います。
あ、忘れてました、メニューの横にこの印がある項目。
これはクリックすることで初めて有効になります。
これ忘れると、設定変えてもなにも反映されません(^^;
チェックボックスの意味は、
- 「エッジのみシャープ化」
画像のトーンが均一な部分はシャープ化されません。
ノイズの多い画像に有効な機能です。
- 「ハロ抑制」
シャープ化が強過ぎた時に、画像の明るい部分の周りに発生するハロを抑制します。
この辺りは画像に合わせて設定してください。
ノイズ低減
いくつも項目があって難しそうですが、通常の画像であれば設定する部分は2箇所で充分です。
- 方式:LAB
- ノイズ低減の質:高い
これを選択するだけでOKです。
メニューの横の、この印のクリックも忘れずに、です。
※画像はシャープ化のものです
RawTherapeeのノイズ除去はかなり強力です。
メーカー製のソフトよりはずっと強力で、LightRoomよりも綺麗に仕上がることがあります。
このノイズ低減のためだけにRawTherapeeを使う、なんて選択肢もあると思います。
次回は「ホワイトバランスとフィルムシミュレーション」です。
ではでは。