ということでカメラを新調しました。
OM-1です。
オリンパスからカメラ事業を引き継いだOMシステムからの第一弾カメラです。
どんなカメラなのか?
主な仕様から抜粋して解説していきます。
- センサー:
- 手ぶれ補正:
- ファインダー:
- モニター:
- AF方式:
- 測距点:
- AI被写体認識AF:
- 感度:
- 静音連写:
- ライブND:
- 手持ちハイレゾ:
- 動画記録:
- 動画ピクチャーモード:
- ハイスピード撮影:
- 動画手ぶれ補正:
- HDMIモニタリングスルー:
- ハイレゾ録音:
- 防滴性能 / 防塵機構:
- 本体内充電:
- 撮影可能コマ数:
- 動画連続撮影可能時間:
センサー:
- 4/3型 裏面照射積層型 Live MOS センサー
ついにマイクロフォーサーズに裏面照射積層型センサーが。
裏面照射って何よ?となると思うのですが、簡単に説明すると、
・元々、センサーはカラーフィルターを通した情報を回路を通してから受光面で受けていた
・裏面型はこの回路と受光面を逆にして受光してから回路部分に流している
既存のセンサーの受光部と回路を表裏裏返した構造になっているので裏面照射なんです。
この結果、配線部分を通さず受光面に情報を渡せるので、ノイズなどが乗りにくくなります。
またフォトダイオードの面積を大きくすることができるので、1ランク上の画質が得られます。
まさにフォーサーズが欲しかったセンサーなのですが、やっと搭載されました。
手ぶれ補正:
- 補正段数: 7.0
E-M1MK2が5.5段だったので1.5段上がりました。
他のフルサイズ機とかも最近は7段補正可能なものが多いのですが、センサーサイズで効きが変わるので同じ段数でもさらに2段くらい効いていると思います。
(体感ですが、フルサイズの手ぶれ補正7段はフォーサーズの5段より効かないです)
レンズの手ぶれ補正とシンクロさせると8段補正になるので、望遠レンズなどではさらに強いです。
手持ちで1000mmシャッター速度2秒とか行けるのでもはや三脚すらいらないかも・・・
ファインダー:
- OLEDビューファインダー 約576万ドット
業界最強クラスのスペックのファインダーが搭載されました。
これ以上はα1くらい?Z9、S1と同等のスペックです。
これくらいのドット数になると、光学ファインダーと差異はないと言えますね。
情報表示など考えると、もう光学ファインダーはいらないのかな。
モニター:
- 3.0型2軸可動式液晶 約162万ドット(3:2)
いつものバリアングルですが、ドット数は1.5倍に増えています。
動画が強いカメラはこれにチルトもついたものが増えていますが・・・まぁ仕方ない。
十分すぎる性能はあります。
AF方式:
- ハイスピードイメージャAF(位相差AF / C-AF併用)
以前からですが、ここがやはり強いですね。
ライバルのGH6はコントラストAFのみなので動体撮影に弱く、飛んでる鳥の撮影とかは厳しいです。
写真メインとしてはやはりOM-1のほうがよい、とここだけで言い切れるかと思います。
測距点:
- 1053点
4桁はさすがに聞いたことない・・・w
R3と同等だと思うのですが、AF性能に一役買っている部分です。
AI被写体認識AF:
- 車/ 飛行機/ 電車 / 鳥 / 動物 (犬、猫)
被写体認識全部乗せですw
バイクでもヘリコプターでも汽車でも行けるらしいです。
鳥で試してみましたが、頭と動体を別々に認識していました。
ほんと最近の技術はすごいです・・・これとプロキャプチャーあれば野鳥撮影素人でも撮影できちゃうでしょ。
電車や飛行機撮影にも、望遠に強いフォーサーズの強みと合わせて使いやすいでしょうね。
感度:
- LOW(約80相当) - 102400
6桁まで来ました!
もちろん使いませんがw、上が伸びたということは下の性能が上がっていると思います。
ISO3200くらいまで使えるようになってるといいな・・・
このあたりはライブ撮影で試してきますね。
静音連写:
- 約120コマ/秒 ブラックアウト無
ブラックアウトフリー連写もあるのですね。
連写あまり使わないですが、これも鳥撮影とかしてる人は嬉しい機能ですよね。
しかも120コマ/秒って・・・RAWで保存のバッファ足りるのかしら・・・
ライブND:
- 可(フラッシュ禁止、感度上限800、SS最高速は1/60)
ちょっと楽しみにしていた機能なのですが、ストロボ使えないのですね。
感度やシャッター速度も制限あるので人物撮影には使いにくいですね。
流れる滝を撮影、とか専用の機能になってます。
手持ちハイレゾ:
- RAW(50M) 8160 x 6120
フォーサーズで強引に5000万画素を撮影する機能です。
それが三脚なしで行けるかも?みたいな機能で。
でもストロボ使えないですし、人物などの動体では難しいと言われています。
とはいえ、作品撮りとかで使ってみたいです。
これ使えれば、16:9とかで全身撮りとかをフォーサーズでも撮影できる。
ストロボ使えないので、LED機材揃えないとなぁ・・・
動画記録:
- H.265/10bit 4K60P
H.265も来ました!10bitで4K60Pの撮影ができます。
ただクロマサブサンプリングは4:2:0なのでやはり4:2:2にしてほしかったかな。
それ以外の部分では足りるので、動画で飯食っていく方でないかぎりは大丈夫かな。
まぁH.265と合わせて動画ファイルサイズが小さいのは利点かも。
動画ピクチャーモード:
- OM-Log400,HLG
OMDSのLOGとHLGという動画のHDRに対応しています。
H.265用とH.264用でLUTが別になっているので、下記サイトからダウンロードしてダビンチに読み込ませましょう。
HDRは使わないと思いますが、LOGで撮影時にモニター上では通常のカラーで表示できるモードがついたのはうれしい。
ハイスピード撮影:
- 240,200,120,100fps(1920×1080 / MPEG-4 AVC/H.264)
FHD解像度で240P撮影可能に!これもうれしい。
ミニ四駆の検証動画とか、これで撮りたいw
動画手ぶれ補正:
- M-IS1:
撮像センサーシフト式+電子式 手ぶれ補正 - M-IS2:
撮像センサーシフト式
※電子式手ぶれ補正は画角が狭くなる
- この機能自体は変わってないのですが、※印の部分、実は仕様だと知らなかったので・・・
やけに画角せまくなるな、と思っていたらM-IS1だと画角が狭くなるのですね。
三脚固定で動画撮るときはM-IS2にしなきゃ。
HDMIモニタリングスルー:
- RAWモード(出力動画:4K/C4Kの12bit RAWデータ)
専用の外部保存機器が必要ですが、動画RAWにも対応しています。
ただこれも仕事で動画撮るようにならない限り、使わないかな。
動画屋さんとかはデータ保存とか、どうしてるんだろう?
ハイレゾ録音:
- ステレオリニアPCM/24bit、サンプリング周波数96kHz
24bit 96kHzのハイレゾ録音に対応しました。
これも地味にすごい・・・
ライブ音源や三味線撮影で音がよくなりそう。
防滴性能 / 防塵機構:
- IP53
ここも地味に機能上がってますね。
ただメインレンズがパナレンズなので、ここはほぼ捨てることになるのがもったいないな。
本体内充電:
- USBにより、本体内の電池を充電
これもうれしい機能、やっと搭載機を入手。<E-M1 MK3から対応してた
これで充電しながら録画できるので、電池の消費考えなくていい。
スタジオでの撮影でもテザーで給電しながらできるのかな・・・いや、PCとの接続が優先だとダメじゃん!?w
OM-1は、無線でも画像送れるそうです、よかった。<OM Captureにて
機会があればやってみたいですね。
撮影可能コマ数:
- 約520枚
E-M1MK2は440枚だったのでけっこう増えました。
でも電池がまた新しくなったので、もう1つ購入しておかなきゃ・・・1万円するのかよ・・・
しかも本体で充電できるからか、充電器が付属してないのですよね。
充電器は中華製でもいいかな・・・
動画連続撮影可能時間:
- 90分
30分の壁やぶれたので、電池が持つ限り行けるのかと思いきや。
まぁでも90分ロングで撮影とかは映画撮影でもないので、30分でも十分なのですけどね。
撮影しっぱなしで置いておくような撮影をする方は注意が必要です。
E-M1MK2から変わった部分だけですが、こんな機能です。
画素数はやはり2000万画素から変わってないです。
ここはフォーサーズフォーマットの限界なのでしょうね。
手持ちハイレゾで5000万画素行けるようなので試してみたいな。
今回、実はパナソニックのGH6と迷いました。
最近、動画撮影案件も増えてきているので、動画につよいGH6のほうがいいのでは?と。
なぜOM-1に決めたか。
やはり写真に関してはOM-Dのほうが若干上なのと、動画も機能的に自分のスタイルであればOM-1で十分足りることと。
GH6はSDカード2スロットでなくて、片側がCFなんですよね、これも面倒で。
そしてもう1点。
このレンズをスペック通りに使うためです。
そう、M.ZUIKO ED45mm F1.2 PROです。
合わせて購入してしまいました。
これで自分の使う範囲内で欲しかった機材を全て購入できた感じです。
40-150PROが頂けてしまったのがデカいw
ほんとありがたし。
次回からはE-M1 MK2とどれくらい差があるか、見ていきたいと思います。
合わせて45mm F1.2の実力も。
ではでは。
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