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ライティング解説その3:黒ホリの背景グラデーション

コロナで撮影に出掛けられないので・・・
久しぶりにライティング解説をしてみます。

 

前回は白ホリでの背景の飛ばし方の解説をさせてもらいましたが。

odn-photo.hatenadiary.jp

今回は逆に、黒ホリで背景にグラデーションをつける方法です。
黒でも背景は真っ黒のほうが引き締まるんです。

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こんな感じ。
黒い壁には光をできるだけ当てず、真っ黒として使って被写体を浮かび上がらせる
これも1つなのですが、今回はこんな感じの、黒が少しづつ明るくグラデーションしてる感じ。

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これ。
この感じも好きなので、これのやり方を下記で説明しますね。

 

ライティングはこんな感じ。

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メインのオパライト斜め上から被写体に当てます。
この光が背景にほとんど届かないようにセッティングしてください。
メインの逆方向、被写体の裏側にはグリッドを入れたソフトボックスを入れます。
グリッドで被写体に集光させることも重要ですが、背景に影響がないようにすることが最重要
つまり、メインとサブは背景にほぼ影響が出ないセッティングになっています。

 

ではグラデーションはどうしているのか?
最後のサブ2、直光のストロボをクロスで入るようにサブ1の逆斜め後ろに設置します。
そうすると、この光が斜めに背景にも当たるので、光によるグラデーションが背景に出ます
被写体にも効果的な輪郭出しのライティングになるのですが、他との光量調整をしっかりしてください。
上手くいけば、左から段階的に明るくなっていくような背景になります。
合わせて周辺光量を少し落としてあげることで、印象的な背景になるかと思います。

 

調整がちょっと難しいのですが、決まるとなかなかかっこいい写真になるかと思いますので。
よければ参考にしてみてください。

 

ではでは。

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