今回は久しぶりにおもしろレンズを購入したのでレビューしてみます。
脅威のF1.1レンズ
購入したのはこちら。
Kamlan 50mm F/1.1www.sainsonic.com
このレンズは台湾のメーカーのサインソニックが発売しているレンズ。
F1.1という大口径レンズ!これはなかなかないですよね。
純正でこんなレンズ購入したらとんでもない価格になってしまう。
(たとえばライカのNOCTILUX-M F0.95/50mmとか、150万くらいじゃなかったかな・・・)
なんとこのレンズ、アマゾンで2万円ちょいで買えますw
ちょっとわらっちゃうくらい安いw
(ちなみにAPS-C用のソニー、フジ、キヤノンM用のマウントがあります。)
これは革命的では。
でもこのお値段、そして中華製、と考えるだけでプアなレンズだろうな、と思うと思うんです。
いろんなレビューがあるのですが、どこもそこまで評価はよくない。
ただ海外サイトではけっこう評判よくて。
こことか。
なのでちょっとお試しに購入してテストしてみました。
サンプル写真
まずは撮影した写真をいくつか。
・ボケはかなり綺麗
少し前ボケ硬い感じだけど後ろはふわりといい感じ。
・オールドレンズ感
これが嬉しい人にはかなり好ましい感じ。
フリンジも口径食もあるけど、そこまで気にならない、雰囲気のある感じでいい。
・4隅の光量落ちと写り
これが良くないと聞いたのですが、上記写真見るかぎりそこまででもなくね?と。
と思ったんですが、このレンズってAPS-C用に設計されてるんですよね。
それをフォーサーズ用にマウント変えてるだけで。
なのでフォーサーズだとレンズの美味しいとこだけ使えるんですな。
図にするとこんな感じ。
レンズの中央付近の性能のいいところだけを使えるんですね。
これはフォーサーズの強みだなぁ。
レンズ設計に余裕を持てるのだ。
ちなみにこの写真は全てF1.1で撮影、無加工撮って出しです。
カメラ側設定でコントラストとシャープネスを1段上げて撮影してます。
ボケ感と被写界深度
次に絞りを変えて被写界深度を確認。
・F1.1
・F2
・F2.8
・F4
・F5.6
・F8
・F16
なぜかF11がないけどw
絞りリングがクリックレスでF値で固定されない作りなんです。
たぶん動画撮影なんかで使いやすくしてるのかなぁ。
なのでメモリがないとこは適当にやる感じで撮影するしかないんだけど、これも面白いとこかも?
フレア、ゴースト
あとはフレアとゴースト。
まぁそのなんだ、凄まじいですw
フード付けててこれですから…ハレ切り必須かも。
でもオールドレンズっぽく、これを活かした撮影するのも楽しいだろうね。
(このレンズ自体はオールドところか2019年発売の新製品だけどw)
総論として
とても面白いレンズです、これ。
- フォーサーズが苦手なボケを手軽に扱える
- 写りも全然問題ない
- オールドレンズっぽい撮影も可能
- 絞りリングのクリックレスは人によって好き嫌いある
- フルメタルなので小さいけど重い(248g)
個人的には欲しかったレンズ、と言えるかもです。
以前紹介したオールドレンズのNFD 50mm F1.4もいいんですが、フードがねじ込み式のものしかなく。
フィルターとフードが同時に使えなかったんです。
これなら植物マクロが太陽の下でも扱えそう。
今度はポートレートも試してきますね♪
ではでは。