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MacのRawtherapeeで外付けHDDからファイルが見えない

Rawtherapeeでファイルが見えなくなってしまった、と知人から聞いていまして。
実はこれ、仕様だったりします。

 

というのも、10.15 CatalinaからOSのセキュリティが厳しくなって、いろんなアプリケーションでこの不具合に当たります。


回避方法は簡単で、

システム環境設定>セキュリティとプライバシー
から左メニューフルディスクアクセスを選択し、右側の欄からディスクへのアクセスさせたいアプリケーション(Rawterapee)を選択する、これだけでOKです。

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・・・とはなりません
Rawtherapeeは少し特殊で、これだけではファイルを読み込むことができなかったりします。
もう1手間、かける必要があります。

 

手順:

  1. Finderを起動し、「Commandキー+Shift+G」を押します。
  2. そうしたら「/bin」と入力して、ディレクトリの移動を行います。

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  3. exec」と書かれた黒いアイコンがたくさん表示されますが、この中から「sh」というファイルを選びます。

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  4. このファイルを先ほどの「システム環境設定>セキュリティとプライバシー」のフルディスクアクセス、右欄にドラック&ドロップします。

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  5. sh」にフルディスクアクセス権をつけて、終了します。

 

これを行うことで、Rawtherapeeから外部HDDなどにアクセスできるようになります。
この理由は、RawtherapeeのシステムがLinuxベースで作られていて、ファイル閲覧に「UNIX sh(シェル)」を使用しているからみたいです。
なので、シェルにフルディスクアクセスの権限をつけてあげる必要がある、ということになります。

 

まぁWebページに書いてあるんですけどね・・・

rawtherapee.comしっかり読んで!と言っておきましたが、なかなか気づかないかも?

ということで、備忘録のため少し記事にしておきます。


ではでは。

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(c)ODN - 画像素材 PIXTA -




 

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