Rawtherapeeでファイルが見えなくなってしまった、と知人から聞いていまして。
実はこれ、仕様だったりします。
というのも、10.15 CatalinaからOSのセキュリティが厳しくなって、いろんなアプリケーションでこの不具合に当たります。
回避方法は簡単で、
システム環境設定>セキュリティとプライバシー
から左メニューのフルディスクアクセスを選択し、右側の欄からディスクへのアクセスさせたいアプリケーション(Rawterapee)を選択する、これだけでOKです。
・・・とはなりません。
Rawtherapeeは少し特殊で、これだけではファイルを読み込むことができなかったりします。
もう1手間、かける必要があります。
手順:
- Finderを起動し、「Commandキー+Shift+G」を押します。
- そうしたら「/bin」と入力して、ディレクトリの移動を行います。
- 「exec」と書かれた黒いアイコンがたくさん表示されますが、この中から「sh」というファイルを選びます。
- このファイルを先ほどの「システム環境設定>セキュリティとプライバシー」のフルディスクアクセス、右欄にドラック&ドロップします。
- 「sh」にフルディスクアクセス権をつけて、終了します。
これを行うことで、Rawtherapeeから外部HDDなどにアクセスできるようになります。
この理由は、RawtherapeeのシステムがLinuxベースで作られていて、ファイル閲覧に「UNIX sh(シェル)」を使用しているからみたいです。
なので、シェルにフルディスクアクセスの権限をつけてあげる必要がある、ということになります。
まぁWebページに書いてあるんですけどね・・・
rawtherapee.comしっかり読んで!と言っておきましたが、なかなか気づかないかも?
ということで、備忘録のため少し記事にしておきます。
ではでは。