全ての編集が完了したら現像を行います。
現像方法はバッチのように連続して行う感じになります。
手順:
- キューに貯める
編集画面の上にサムネイルが表示されていると思います。
このサムネイルの歯車のようなアイコン、これをクリックするとキューに写真が登録されます。
- 出力ディレクトリ、ファイル形式の設定
画面左端の「キュー」の部分をクリックすると現像用のキュー画面が開きます。
まず、ファイルの出力先を設定します。
今回はデスクトップ上に出すようにしています。
ファイル形式は、Jpeg以外にもTIFFとPNGの16bitも対応しています。
「設定値も保存する」とすると、設定ファイル、拡張子「pp3」が一緒に保存されます。
- 現像
キュー画面の左上の再生ボタンのようなボタンをクリックすると現像が始まります。
けっこう速いです、ただしマシンリソースはかなり使います。
(うちのMac、めちゃくちゃ熱くなりますw)
このような手順です。
その他の方法として、いくつか。
- 設定ファイルのコピー
同じようなシチュエーションで撮影した写真の設定をコピーすることができます。
1.設定コピー
編集画面左上に「処理プロファイル」というアイコン群があります。
この右から2つ目が設定ファイルのコピーになります。
コピーしたい元画像を表示した状態でクリックしてください。
2.貼り付け
「処理プロファイル」の右端もボタンを押すとクリップボードに保存された設定情報が貼り付けられます。
コピーしたい先画像を表示した状態でクリックしてください。 - デモザイク
聞き慣れない言葉ですが、RawTherapeeは複数のデモザイクのアルゴリズムを用意しており、それぞれに特色があります。多くの場合は、違いが非常に小さいので、それら自体の違いを見分けるには画像を200%~400%に拡大する必要があります。しかし、現像プログラムはピクセル単位でベースに作用し、デモザイクは全ての機能が作用するそのベースを作る処理なので、アルゴリズムの選択はシャープ化などのツールとの組み合わせで、視覚的に著しい影響を与えることがあります。一定のアルゴリズムは、他のことも含め、偽色の発生や、エッジ部分の正確な色表現など、画像の非常に微細な部分に影響します。
となっています。
富士フィルムのX-Transフィルターにも対応していて、別の設定項目が表示されるらしいです。
また、シグマのFoveonX3センサーを使ったカメラだけは、カラーフィルター配列を使っていないので、デモザイク処理は必要ありません。
このデモザイクも写真によって切り替えることで最良なものがあるようです。
ただ、基本、デフォルトの「AMaZE」で大丈夫と書かれています。
高ISOでノイズ低減機能をフルに活用したいときは、 LMMSEやIGVを使うといいみたいです。
メイズパターンの発生を回避しながら、ノイズ低減を強く使うことによる画像の色褪せを回避してくれます。
こんな感じですかね?
他にも追い込もうとすれば、たくさんの機能があるので、いろいろお試しください。
というか機能多すぎですよこれ・・・(^^;
これでフリーソフト(カンパウェア)ってのが信じられない。
ではでは。